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【研究テーマ】
主に1920年代以降の日本におけるマンガ表現の歴史について、科学や近代的なテクノロジーに関わるイメージに注目しながら研究しています。
【研究業績】
書籍(共著)
- 桑田光平/田口仁/吉野良祐[編]『東京時影:1964/202X』、羽鳥書店、2023年(担当:「都市のレイヤーを描く:マンガの中の東京、その地下」、pp. 94-116)。
論文/研究ノート
- 「宍戸左行「スピード・太郎」におけるテクノロジーとマルチスピードの表現論」、『マンガ研究』vol. 29、2023年、pp. 8-32。
- 「マンガにおける原子力のビジュアルイメージ」、『Phantastopia』第2号、2023年、pp. 112-121。
- 「田河水泡「人造人間」におけるキャラクターの「内面」と「暴走」」、『マンガ研究』vol. 28、2022年、pp. 30-59。
- 「戦前・戦時下の日本マンガにおける飛行機」、『Phantastopia』第1号、2022年、pp. 77-95。
- 「日本におけるロボットキャラクターの成立:「暴走 」と「自律」のロボットマンガ史」(修士学位論文、東京大学大学院総合文化研究科、2021 年)。
MISC
- 「マンガの夢、テクノロジーの夢」『鴨東通信』No.119、思文閣出版、2024年、pp.16-17。
- 【連載:21世紀まんがジョッキー】「第2回 見えないものを見る、爽やかなSFとホラー 『シンギュラリティ・ラブ』『写らナイんです』」、『映画秘宝』11月号、2024年、p.106。
- 【連載:21世紀まんがジョッキー】「第1回 異獣と暮らし、怪獣に憧れる 『異獣堂奇譚』『大怪獣ゲァーチマ』」、『映画秘宝』10月号、2024年、p.107。
- 「2024年上半期・注目のオッドなマンガ5選:この夏読みたい怪異と奇譚」、『映画秘宝』9月号、2024年、pp. 38-39。
- 「細馬宏通『フキダシ論:マンガの声と身体』」(書評)、『REPRE』第49号、2023年。
- 「フレームの向こうへ:四角い「日記」、「違国」への入り口 」、『ユリイカ』11月号(第55巻第12号)、青土社、2023年、pp. 93-101。
- 「「視聴覚マンガ」の射程、その可能性と論点」、『FLiP:日本マンガ学会歴史学習部会誌』vol.1、2023年、pp. 64-66。
- 「二一世紀のイソップ:『デルポイへの道』における寓意・模倣・宿命」、『ユリイカ』11月号(第54巻第13号)、青土社、2022年、pp. 214-223。
- 「もう一つのアニメ大国?:マリー・プリュヴォ゠ドゥラスプル編『フランスにおける日本アニメ 受容・普及・再活用』書評」、 『Résonances』第13号、2022年、pp. 34-37。
- 「もっと世界を面白がるために:『クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望』と設定デザイナーとしての湯浅政明」、『ユリイカ』7月臨時増刊号(第54巻第8号)、青土社、2022年、pp. 136-143。
口頭発表
- 「新関健之助と飛行機:戦前・戦中期の子供マンガにおける空間表現の立体化」、日本マンガ学会:第23回大会、2024年6月22日。
- 「日刊『アサヒグラフ』(1923)における漫画的表現の展開 風刺画と「ストーリーマンガ」のあいだ」、日本メディア学会:2024年春季大会、2024年6月16日。
- 「動きすぎるロボット、動かないロボット:1930年代の日本マンガにおける生物型機械のイメージ」、表象文化論学会:第17回大会、2023年7月9日。
- 「2023年は「日本マンガ100年」なのか?:マンガの「起源」を再考する」、日本マンガ学会:第22回大会、2023年7月1日。
- 「宍戸左行『スピード太郎』におけるテクノロジーとマルチスピードの表現論」、日本マンガ学会:第21回大会、2022年6月18日。
- 「ソフビのロボット、ブリキのロボット:「鉄腕アトム」と「鉄人28 号」に見る、ロボットキャラクターの2つの自律性」、日本人形玩具学会:表象遊戯学研究部会、2021年11月7日。
- 「 田河水泡「人造人間」におけるキャラクターの2つの自律性:人工的身体の「内面」と「暴走」」、日本マンガ学会:第20回研究発表大会、2021年7月3日。
【その他活動】
学術関連
- 『研究費で作った本 マンガにおけるテクノロジー表象の歴史的研究 科学技術イメージとマンガ表現の関係 2023年度報告書』、2024年5月26日(企画・編集)。
- 『FLiP:日本マンガ学会歴史学習部会誌』vol. 1、日本マンガ学会歴史学習部会、2023年(企画・編集)。
- オンラインシンポジウム「マンガ史の書かれ方×見つめ方:アイケ・エクスナ『コミックスと”物語マンガ”の起源』を巡って」、日本マンガ学会歴史学習部会、2022年8月21日(司会)。
同人誌
- 「悪意のトーンはどこにでも:タナカミホ『空飛ぶ馬』における影と気分」、『一連』vol. 4、2022年、pp. 47-60。
- 「歯が痛いのはなぜ「可笑しい」のか」、『一連』vol.3、2021年、pp.41-51。
- 「予定通りにままならない:田河水泡「人造人間」(一九二九~三一)における暴走と身体」、『一連』vol.1、2020年、pp.22-33。
【学歴・経歴】
- 2023年4月:日本学術振興会特別研究員(DC2)(~現在)
- 2021年4月:東京大学大学院 総合文化研究科 超域文化科学専攻 表象文化論分野 博士課程 入学(~現在)
- 2021年3月:東京大学大学院 総合文化研究科 超域文化科学専攻 表象文化論分野 修士課程 修了
- 2019年4月:東京大学大学院 総合文化研究科 超域文化科学専攻 表象文化論分野 修士課程 入学
- 2019年3月:東京大学 教養学部 教養学科 超域文化科学分科 表象文化論コース卒業
【委員など】
- 2021年~:『Phantastopia』編集委員
【所属学会】
- 2021年~:日本マンガ学会
- 2023年〜:表象文化論学会
- 2024年〜:日本メディア学会