diary

2024/4/20

実家では焼いたししゃもは七味マヨで食べるのが定番だったのだが、これはどの程度一般的なのだろう。居酒屋ではよく見るような気もするが、醤油が一般的という可能性もあるな。

2024/4/19

何年も通っている場所のすぐ近くでも、一度も通ったことのない道というのはある。そういうのを少しずつ減らしてみたいなと思う時期だ。

2024/4/18

『時光代理人』のOP素晴らしい。コンセプトがあってアイデアがある。

2024/4/17

予告編でもう全部終わってしまっている映画、というものがある。

2024/4/16

突然の腹痛からお腹の調子が悪くなり病院へ行ったところ、虚血性腸炎だろうと診断される。原因は複合的でよくわからないが、とにかく腸の一部で一時的に血流が滞り、ダメージを受けて炎症を起こすらしい。調べる限り典型的な症状のようで、そうなのだろう。鎮痛剤と気休めの整腸剤をもらえたが、基本的には安静にして回復を待つしかないようだ。風邪のときなども思うが、病院というのは重篤な疾患に対応する(あるいは重篤な疾患ではないことを確認する)のが主要な機能であって、よくある病気をすぐ治すような機能はあまりないことを実感する。しかし、ずっとうっすら腹が痛いというのは地味だが厳しいものだ。

2024/4/15

5月コミティア、募集4500サークルのところ5100の申し込みがあったにもかかわらず、配置調整により抽選を回避したらしい。気概がある。

2024/4/14

4月公開のweb読み切りマンガ、すでにかなりヤバいものが複数あってヤバい。

2024/4/13

遅い時間にオンラインミーティングがあると、なかなか寝れなくなってしまう。

2024/4/12

銀行の窓口というのはいつもどこかきな臭くて苦手だ。

2024/4/11

2期の放送にあわせてYouTubeで公開されている『時光代理人』を見ている。面白い。アニメやドラマの脚本というのは、まずはこのように作られるべきだと思う。

2024/4/10

四季賞準入選の読み切り「ヤエ子ちゃん」が良すぎて、少し泣いてしまった。決して真似することのできないお手本のようなマンガだ。

2024/4/9

親子丼がこれまでになく美味しくできた。シンプルだがとりあえず正解のレシピに辿り着いたかもしれない。

2024/4/8

ケンタロウのレシピには独特のラフさがある。一度きちんと作ると、次回から正確ではなくともなんとなく作れるようになる。家庭料理のレシピとして、こんなにすごいことはない。

2024/4/7

用があり久しぶりに下北沢に行ったが、もともと多かったはずの古着屋がさらに増えている気がした。全体的に「サブカルの街」「若者の街」という「ぽい」イメージの方へ加速している印象を受ける。上の階がオフィスで地上付近が商業施設という最悪の建物に占拠されて不毛の地と化した渋谷に比べればはるかに楽しく、「いいぞもっとやれ」と思ったものの、人混みには少し疲れた。まあ休日の東京の街はどこも疲れるので、仕方のないことだ。用事は面白かった。

2024/4/6

動画をやる人にはおなじみBlack Magicが出したと聞いて気になっていたiPhone用の撮影アプリBlackMagic Cameraを試してみた。全体的にマニュアル設定で動画が撮れるようになる。Apple製品特有の、性能はあるのにマニュアル操作を受け付けないためにポテンシャルを発揮できない問題を解消してくれる。これ無しには撮れないし、これがあるならiPhoneで良いという場面もかなり多そうだ。

2024/4/5

自転車のタイヤに空気を入れたら全く違う乗り物になった。

2024/4/4

映画館に行く余裕がない時期には見たい映画がたくさん上映されているのに、いざ行けそうになると興味ないものばかりにになっている現象。

2024/4/3

所用から所用へ、都内をあちこち移動することに。乗り慣れない地下鉄、2駅で降りればよいところをあっさりと乗り過ごした。昨年3月に引越してから地下鉄に乗る機会が増えたが、とにかく乗り過ごしが多い。我ながらこんなに電車乗るの下手だったのねとなっている。

今日は久しぶりに吉祥寺から井の頭線に乗るルートも使った。ほとんど降りたことのない駅に用事があったのだが、スマホから目を上げると丁度目的地に着いたところで、これが15年間乗り続けた慣れかと思う。この感覚があるので、最近は出身を聞かれて東京と答えることにも抵抗が無くなってきた。

2024/4/2

『かまくらBAKE猫倶楽部』の単行本を買った。いつの間にか五十嵐大介が『BE・LOVE』で連載しているとは、気づかなかった。

2024/4/1

別種の〆切。これで新年度を迎えられる。

2024/3/31

なんとか〆切に原稿を提出。

2024/3/30

少し前から長い文章はzettlrというエディタを使ってtxtで書いて最後にdocx等で出力するようにしている。wordは数ページ程度の文書を0から印刷まで一貫して作る的な用途では便利だが、長いものを書くのには向かない。

2024/3/29

常温でも美味しい飲み物というのは少ない。

2024/3/28

普段モノクロのマンガについて説明することが多いので、カラーの絵に対するボキャブラリーが少ないかもしれない。そもそも色の印象の言語化って難しいというのもある。

2024/3/27

夜しか文章が書けない。

2024/3/26

年度末感がすごくなってきた。

2024/3/25

外食チェーンの定番メニューのなかで、牛丼は明らかに家で作りやすい。その分外で食べても安いが、自炊した方がもっと安くて美味いし沢山作れる。その点ハンバーガーは自作が困難で、味や価格を問わず外で食べる気になりやすい。

2024/3/24

「ばかうけ」というのはすごい商品名だ。内容を一切表さず、ただひたすらに売れて欲しいという意志だけを感じる。これが本当にヒットして定着したのだから、敵わない。

2024/3/23

ワインとビールは体質に合っているらしく、そこそこ飲んでも悪い酔い方をしないし、翌日にも残らない。日本酒も良い。麦の焼酎やウィスキー、ウォッカなどはどうも合わない。一般的には蒸留酒の方が分解しやすいと言われるらしいが、自分の場合、穀物から作られた蒸留酒を飲むと気分が悪くなりやすい。芋焼酎は大丈夫なのが不思議だが、ひょっとするとシンプルに味の好みの問題なのかもしれない。たしかに、ワインと日本酒は味が美味しいので好きだ。

2024/3/22

ここのところ、アポを取ったり日程調整をしたり席を設けたり、かつて最も苦手だった種類のことを率先してやっており、我ながら驚いている。一つ一つに細かなストレスがないわけではないが、最終的な目的が自分にとって信じるに足るものであり、その目的が相手ともきちんと共有されていると思えるなら、この負担は乗り越えることができるらしい。同時に、今でも大人数のよく分からない飲み会や「合宿」のようなものはやはり苦手で、その気持ちは決して忘れないでいようとも思う。

2024/3/21

トキワ荘マンガミュージアムの企画展「ふたりの絆 石ノ森章太郎と赤塚不二夫」を駆け込みで見に行く。トキワ荘時代が中心なので、有名な作品よりも1960年前後の初期作品の原画が多く、珍しい展示内容だと思う。石ノ森は最初から実験屋という感じで納得した一方、初期の赤塚はとにかく絵が上手く職人的な雰囲気があり、少し意外だった。後のギャグマンガでもイメージがあるが、飛ぶように走る人たちの躍動感がとにかく素晴らしい。

赤塚が中学生時代に描いたという「ダイヤモン島」、原画なのに二色刷り風に色が塗られていたのが気になった。当時の赤本ではカラーは原画ではなく印刷の段階で入れていたのではないかと思うが、そのあたりは若い読者だった赤塚はよく知らなかったのだろう。しかし手塚の有名な赤本は白黒が多い気がするので、当時別の業者や作家の赤本も良く目にしていたに違いない。『ロストワールド』に衝撃を受けてマンガ家を志したという有名な発言に嘘があるとは思わないが、当時他にどういったマンガを見ていたのか具体的な話が知りたい。

2024/3/20

モーニング娘。『LOVEマシーン』のMVを(ひょっとするとはじめて)フルで見た。子供の頃大流行りした曲で散々聞いたはずだが、当時MVというものを見る機会はあまり無かった気がする。今見ると何から何まですごい映像だ。ダンスもライティングも合成も黎明期の3DCGも、すべてがおかしい。後半では「LOVEマシーン」そのものと思われる謎の機械まで登場する大胆さだが、すべてに本気を感じるのも確かだ。そこらの「Y2Kリバイバル」では到底太刀打ちできない、本物の迫力がある。

2024/3/19

ちくわをうどんに入れて食べることに成功した。

2024/3/18

日持ちのする無難な手土産、選択肢が少なくて難しい。

2024/3/17

うどんにでも入れようと思ってちくわを買うが、手軽なので小腹が空いた時についそのまま食べてしまう。

2024/3/16

この世の終わりのような眠気で、何も手につかない。

2024/3/15

税金が還ってくる。こんなにうれしいことはない。

2024/3/14

最近、鶏かた肉をよく買う。もも肉より安く、むね肉のようなパサつきを感じないので重宝している(むね肉が安いときはサラダチキンを作る)。そういえばあまり馴染みのない部位だなと思って調べたら、かつてはむね肉の一部として売られることが多かったらしい。そう聞くと、区分を変えることでむね肉の一部を高く売る策略のように感じられる。少し損した気にもなるが、実際かた肉だけ集めて売られている方がありがたいのだがら、まあそういうものだろう。

2024/3/13

西尾拓也『夏の終点』の単行本が出ていたので買う。最近のジャンプラのスタイル的な幅広さには目を見張るものがあるが、それにしてもこれが許されるのはすごい。

2024/3/12

読み切りマンガは基本的に単体で採算を取るのが難しいので、体力があり新人の集まりやすい大手が有利になりがちだ。すでに商業的に成功しているところがさらに成功することには関心が無いので、どうにかもう少しマイナーな媒体でも上手く回っていく仕組みがあればよいなと思う。

2024/3/11

「回転寿司でたらふく食う」に勝る娯楽、決して多くない。

2024/3/10

ふえるわかめは何度使っても想像している以上に増えるので新鮮に驚いてしまう。「こんなふえるの?」

2024/3/9

「レターパックで現金送れは全て詐欺」というフレーズがあるが、「全て」と入っているせいで逆に怪しく思えてしまう。世の中、「全て」や「必ず」を含む命題は偽であることが多い。現金レターパックで言えば、普通にミスや勘違いのケースもあるだろう。無論いかなる場合でもレターパックで現金を送るべきではないが、だからといって「全て詐欺」とは限らないはずだ。何か詐欺とは別の嘘に騙されているような気がして、釈然としない。

2024/3/8

最近、色々なマンガについて短いレビューを書くことを意識的にやってみている。細かい展開や特定箇所の描写を取り上げるのではなく、なるべく全体的な作風としての良さを捉えたいという方針なのだが、なかなか難しい。数を重ねるほど、自分が頼りがちな語彙が気になってくる。「鮮やか」「巧み」「洗練された」あたりは比較的一般的な形容詞なので良いとしても、「説得力(がある)」「奇妙に」「恐ろしく」あたりはちょっとクセがあるのであまり頻発したくない。良さを示す言葉のバリエーションというのは意外と限られていると感じる。なるべく作品の体験に沿ったレビューにできるよう努力したいが、これは終わりのない修行なのだと思う。

2024/3/7

翌日の予定のために細かい作業に追われていたようで何も書けなかったし、後から思い出してもあまり記憶がない。残念。

2024/3/6

大学の最寄駅で電車を降りたところ、乗っていた車両から小さな子供と母親らしき二人組が降りてきた。母親は子供に「ここはお店屋さんは無いよ」「知らない人のお家ばっかりだよ」としきりに言い聞かせている。さもありなん、と思う。

2024/3/5

まんだらけの大オークション、ナカムラマンガライブラリーがたくさん出ているのは良いのだがさすがに手が出ない価格設定だ。函付きでなく状態もそこそこでいいので、もう少しなんとかならないものだろうか。

2024/3/4

最近オンラインの会議などではLogicoolのzone wirelessを使っている。ワイヤレスのヘッドセットで、独自規格で繋ぐとBluetoothと干渉しないので接続が安定するし、マイクブームを上げると自動でミュートになる機能もありがたい。ワイヤレス最大の利点はPCの前を離れられることだ。聴くだけで良いイベントなら、途中で席を立っても内容を追うことができる。家の中なら離れても接続は問題ない。もうなかった頃には戻れないアイテムだ。

2024/3/3

珍しく家でサバを焼いた。普段料理する魚といえば鮭ぐらいのものだが、半額になっていたので買ってみた。オレンジページのサイトを見ながら手順通りにフライパンで焼いただけだが、ちゃんと美味しい塩焼きができた。「レシピ」というものの良いところだ。

2024/3/2

年季の入った庶民的な天ぷら屋で昼を食べた。ランチの定食は、野菜のかき揚げ、海苔、舞茸、えのき、魚(白身ではなく青魚系だった気がする)、イカ、エビ(2本)の天ぷらと赤だし(溶き卵入り)にごはん、細切りのたくあん(多め)で800円。感動的にサクッと軽いとかではないのだが、揚げたてでどれもきちんと美味しい。何より米がうまいので、リーズナブルな定食として何の文句もない。

それにしても、『孤独のグルメ』のドラマにでも登場しそうな店構えだ。常連らしき客が昼から天ぷらで瓶ビールを飲み、店主と思しき人物と他愛のない会話を続けている。客の出入りが落ち着き一息ついた女将さん的人物がテレビのチャンネルを変え、加藤茶と志村けんの老人病院コントを見て爆笑し始めた時は、それ自体がコントのようだった。しかしよくよく考えると、土曜の昼からドリフの再放送をしているチャンネルとは一体何だったのだろうか。全てがあまりにも出来すぎていて、かえって嘘のような店である。

2024/3/1

4月公開のVシネクスト「キングオージャーVSドンブラザーズ」の予告映像が公開されている。ごく短いものだが、あまりにもドンブラで感動してしまった。自由なるものは確かにあり、それこそが希望であると何度でも教えてくれる。このような仕方で世界を肯定し続ける物語を、私は他に知らない。

2024/2/29

久しぶりに豚ねぎつけそばを作った。ケンタロウのレシピで、実家暮らしのころから昼によく作っていたメニューだ。豚肉と長めに切った細ネギをごま油と生姜で炒め、火が通ったらめんつゆを投入し、煮立ったら完成。あとは茹でたそばをつけて食べるだけだ。シンプルながら肉と最低限の野菜がとれ、とにかく美味い。これでいい、いやこれがいいと言いながら何度となく食べ続けてきた味だ。ケンタロウの世界観を体現するレシピであり、家庭料理の核心と言っても過言ではない。

2024/2/28

とても良い論文にたどり着いたので、イメージしていたものが書けそうだ。

2024/2/27

牛乳、買っても買っても無くなる。

2024/2/26

『となりのヤングジャンプ』が最近コミティアで開催している「4時間スピード漫画賞」の結果が発表された。コミティア当日に出張編集部のブースに置かれた箱に同人誌を投函しておくと審査対象になるという賞だ。編集部に作品を問う比較的手軽な手段として企画されたものと思われるが、これがなかなか良い。特に前回146あたりからコミティアらしいオルタナ感と商業誌的なうまさのバランスがとれてきた印象で、入選作を眺めるだけでも楽しい。

146では個人的発見だった『リメンバー・フォゲット』(いぬい縫)が大賞をとっていたし、今回147の大賞『パティスリー・ヘクセン』のちょめさんはコミティアでは名の知れた実力派、前回手にとって面白かった『ボタニカルラヴァー/ほうせんか』(朝日奈麦)も入選している。自分も関西コミティアはさすがに参加が難しいが、『まぼろしは光線のような』(山本駿平)といったすごいマンガにも、この賞を通じて出会うことができた。

集英社には、講談社にとってのアフタヌーン系、小学館にとってのスピリッツ系にあたる媒体のイメージがない。『ヤングジャンプ』は明らかにメジャー路線だが、今後は「となりのヤングジャンプ」がコミティアっぽい作品を載せる場になっていくのかもしれない。もちろん、コミティアの参加者がみな商業誌を目指しているわけではないし、大手誌に認められればそれでよいわけでもない。それでも、評価されるべきものが評価を望むとき、適切に応える場が増えるのならば、うれしいことだ。

2024/2/25

コミティアのためにビッグサイトに行った。会場の東ホールへと向かう途中、初参加と思われる2人組が周囲の人たちを見ながら「みんなテンション低くない?」「なんか地味だよね」と言っていた。これは当たっている。コミティアにはコミケのような「祭り」感はあまりない。この「普通さ」が、コミティアの良いところだと思う。

コミティアは年に4回行われる。大きなイベントではあるものの、何よりもまず頒布物をやり取りする場という性格が強い。何の因果かマンガやらイラストやらを作ることになった人がそれを売り、これを求める人が買いに来る。商業でも活躍する人気作家にせよ、商業ではお目にかかれない尖った作品を描く謎の作家にせよ、ブースでは「普通の」人として作品を売っている。SNSのフォロワーが何万人もいるからといって、5mの巨人だったりはしない。だからこそ、人が決して少なくない労力をかけてしばしば全く「普通」ではないものを作ってしまうという事実が、逆に心強く感じられる。そういうわけで、クリエイターの神格化を避けながら創作の可能性を実感する場として、コミティアは機能しているのだと思う。

2024/2/24

本屋に行ったら『オッドスピン』の単行本が出ていた。自分にしては珍しく webで読んでいたマンガだが、とにかくヘンテコで面白い。少し前にこれまた奇妙な読み切り「かけ足が波に乗りたるかもしれぬ」で話題になった菅野カランの連載作品だ。読み切りのときよりも全てが数段良くなっていて、感心する。

2024/2/23

ドラッグストアで安いと思って買った玉子が8個入りだった。1個あたりで計算しても安めだったので構わないのだが、8個入りのパックというのは微妙に珍しい気がする。スーパーで見かける生卵のパックは大抵6個か10個だ。

しかし改めて考えてみると、12個入りが標準になっていてもいいように思える。6個か12個かという選択肢の方が自然だ。10個入りが主流になったのには、何か理由があるのだろうか。冷蔵庫も10個パックを前提に設計されているイメージがある。冷蔵庫の設計と卵の流通のあいだで、何か調整の過程でもあったのだろうか。結構気になる問題だ。

ちなみにうちは冷蔵庫が狭めなのでダイソーの卵用収納ケースを使っている。これは恐ろしく便利だ。3×4で12個入るようになっているので、12個入りが主流になっても問題ない。

2024/2/22

最近のレトルトカレーは袋のままチンできるタイプのものが増えていてありがたい。できればわかりやすく全てがそうなって欲しい。

2024/2/21

いつの間にかジャンプ公式サイトの連載中作品一覧からHUNTER×HUNTERが消えており、「アーカイブス」のページに移されていた。割と最近まで、実際には全然載っていないのに連載中ということになっていて面白かったのだが、実態にあわせたのだろう。連載している間は戻すという運用になったのかもしれない。いずれにせよHUNTER×HUNTERの面白さは、この連載してなさにもある。

2024/2/20

食べ物の話をやめないマンガは良い。

2024/2/19

『カラオケ行こ!』の映画を見た。思ったよりも青春映画で驚いたが、ヤクザを面白がることや変声期の少年の葛藤をドラマとして消費することの危うさへの自覚が感じられ、とても抑制的で感心した。これは野木亜紀子脚本のバランス感覚によるところが大きい。

それにしても綾野剛は見事だ。『幽☆遊☆白書』の戸愚呂弟といい、どうなっているのか。最近のマンガ実写化作品における綾野剛の仕事ぶりは、もはや「演技」と呼ぶべきものでは無いように思える。かといってキャラクターに「なりきる」わけでもなく、とにかくただ異様に説得力のある「存在」として画面に映り込んでいる。このような存在感を持った者を「スター」と呼ぶべきなのかもしれない。とはいえ、このスター性が真に発揮されるのは明らかにマンガ的なキャラクターを演じているときなのだから、不思議な俳優もいるものだと思う。

2024/2/18

来週のコミティア147に向けてwebカタログをチェックしていたが、本当に使い勝手が良い。サークル側が設定した各種リンクに飛んで情報を確認できるし、サークルごとにこちらでメモをつける機能もある。気になるところは色分けしてリストアップでき、並べ替えも優秀。地図の方にも色が反映され、「訪問済み」を押すとグレーになる。当日はこの色を潰していく感覚で回れば良い。これがない時代のサークルチェックとは何だったのか。

とりあえず「青年まんが」と「その他」は全チェックすることにしているので、少なくとも300サークルぐらいは確認することになる。7-8割がた終わったが、なかなか大変だ。そういえばコミティアのジャンルは「まんが」がひらがなで表記されている。ここにはおそらく、ある種の世代のマンガ好きに特有の感覚が反映されているのだと思う。

2024/2/17

スーパーでリトアニアのノンアルコール缶ビールなるものが売られていた。ヴォルファスエンゲルマンというメーカー(銘柄?)の商品で、他では全く見たことがない。アルコール分が0.5%含まれているようで厳密にはノンアルではなく、日本だと微アルなどと呼ばれるラインではないかと思う。普通のビールだけでなくフルーツ味のラドラーも何種類かあったので、ラズベリーのものを買って飲んでみた。一口目から想像以上にラズベリージュースとして美味い。後味に少しだけビールのような麦感がある。甘いので組み合わせる食べ物は選ぶが、ジュースなのにちょっと爽やかな感じがして良い。見つけたらまた買ってしまいそうだ。

2024/2/16

本当に少し嫌な夢を見た。

2024/2/15

夜中にチーズトーストを食べてしまったので、悪い夢を見るかもしれない。

2024/2/14

京都にあるというパティスリーRAUのNami-Namiという洋菓子を食べた。うすい板チョコをアプリコットクリームと紅茶クリームで挟み、さらに波型のサブレでサンドしたスティック状のスイーツである。このようなものに名前があるのかは知らないが、ジャンルとしてはマルセイバターサンドのさらに手の込んだものといったところだろうか。

一口食べると、サクッとしたサブレの食感に始まり、アプリコットと紅茶の香り、クリームに練り込まれたドライアプリコットの食感と酸味、そしてほのかなチョコレートの苦味へと、風味と食感が移り変わってゆく。シンプルに美味いのはもちろん、総じて豊かな体験である。こういう洒落たものは、たまに食べるとすごく嬉しい。

2024/2/13

昨日、コウケンテツのレシピでポークステーキを作った。おろし玉ねぎ・醤油・酒・みりん・砂糖を混ぜたたれを絡めるというもので、かなり美味かった。ただ、レシピ通りに作るとたれがかなり余る。過不足ない分量のレシピにすると玉ねぎが少なすぎて逆に難しいという理由だと思われるが、余った玉ねぎおろしだれをどうするかは問題だ。悩んだ末、今日の夕飯では冷凍の鮭を解凍して焼き、長ネギとキャベツを加えてこのたれで炒め蒸しにしてみた。この具材とこのたれはかなり相性が良く、うまくいったのでうれしかった。

2024/2/12

新海誠作品とその受容をめぐる言説、男女二元論と異性愛規範をなぞるくだらないものばかり目立っていてうんざりだ。

2024/2/11

日曜日に神保町に行くと古本屋も飲食店もかなりの割合で閉まっていて、それはそれで何か良いという知見を得た。

2024/2/10

トースト美味い。美味いというか、食べやすい。するすると食べられる。もともとあまりパン好きではない(嫌いでもない)こともあっていつもはダラダラと食べてしまう食パンが、あっという間に無くなる。食感と水分量を両立させるというのはこういうことか、と思う。

2024/2/9

ついにトースターを買った。最近は専ら電子レンジのグリル機能で片面だけ焼いたパンを食べており、これはこれで悪くなかったのだが、微妙に手間がかかるのと、やはり良いトースターだともっと良いのだろうなという気がかりが拭えなかった。

かなり迷った結果、ずっと気になっていたsirocaのすばやきトースターを選んだ。90秒でトーストができるという早さが売りだが、単に早いだけでなく、素早く表面を焼いて水分を閉じ込めることで美味しいトーストができるのだという。早さが美味さにつながるのだという一石二鳥感と、美味さの理由は早さにあるのだというロジックの単純さに、強く惹かれた。

最近流行りの、少量の水を水蒸気として庫内に供給することで水分量を補うタイプも検討はしたものの、焼くことで失われる水分の代わりに外部から水分を持ってくるという仕組みの冗長さ(と、シンプルに水を入れる手間)がどうしても好きになれず、候補から外した。「早いから美味い」という単純すぎる説明が本当なのかは分からないが、奇妙に説得力がある。結局トーストの味など気分によって左右される曖昧なものに違いなく、それぞれの信じる説得力に賭けるしかない。賭けの成否は、明日の朝に明らかになるだろう。

2024/2/8

少し前から、ヤシカエレクトロ35CCという1970年に発売されたフィルムカメラを使っている。35mmf1.8の明るいレンズとシャッタースピードの電子制御機構を搭載しており、当時のコンパクトカメラとしては珍しく絞り優先のオート撮影ができるモデルだ。メルカリで購入し、電子制御周りが生きているのか不安になりつつフィルム1本分を撮って現像したところ、かなりしっかり撮れていて感動した。

続けて2本目も撮り始めたのだが、少し置いていたらバッテリーチェックランプが点かなくなっているようで、再び不安が再燃した。電子制御が機能していない場合、シャッタースピード1/250固定のカメラということになる。それでも日中ならそこそこ撮れるはずだが、暗所は厳しい。今日何枚か夜の景色を撮ってみた。これが撮れていれば、とりあえず使えるカメラと考えてよいだろう。撮れていない場合は、対応を考えなければならない。

2024/2/7

初めて国会図書館の国際子ども図書館の方を訪れた。国会の隣にある本館とは別で、上野の芸大に隣接している(というかほぼ芸大の敷地ではないかという位置にある)。まずとにかく建築として面白い。おそらく明治期からのものであろう歴史的な建築物をベースにしつつ、現代的な改修/増築が大胆に施されている。見て楽しい、歩いて楽しい。自分としては珍しく「本物の建築だ」と思った。後で調べたところ安藤忠雄事務所と日建設計による設計らしいが、感動的な仕事だ。

図書館自体も、本館とは全く違うやわらかい雰囲気で大変居心地が良い。国会図書館東京本館は常にどこか空気がピリついており、(特に複写の)カウンター対応もあまり良い思い出がない。このピリつきの原因は忙しさにあるのだろうというのは、上野と比べてよく分かった。上野の人の少なさと雰囲気の良さは非常にありがたく、館内のみ閲覧可の電子データを見る場合にはこちらに来ようと思った。併設のカフェも割と良さげだったので、ぜひ行ってみたい。

2024/2/6

初めて手動ミルで豆を挽いてコーヒーを淹れた。実家では割とシンプルなコーヒーマシンを使っていた時期もあり、豆から挽くという点では同じなのかもしれないが、体験としてはまるで違う。一杯のコーヒーを淹れるのにも手順と仕組みがあることを確かめられるのが良い。

そもそもハンドドリップでコーヒーを淹れるようになったのも最近なのだが、正直、完成したコーヒーよりも途中の工程で感じる風味の方が重要だと思う。特に粉をドリッパーに入れ、最初にお湯を注ぐあたりまでが、最も豊かな体験に感じられる。コーヒー自体が美味いのはもちろんなのだが、むしろ淹れている最中の香りこそ、自分でドリップしなければ知らないものだったなと思う。

2024/2/5

外は雪だというので家に篭っていたら、「雪やこんこあられやこんこ」と元気よく歌う子供の声が聞こえてきた。「雪の日の子供」の行動としてあまりにも模範的すぎるので一瞬フェイクかと思ったが、そういう子供もきちんと実在するらしい。テレビでしか見たことのない観光地に初めて行ったときの気分になった。

2024/2/4

Amazonで注文したコーヒーミルが届いた。MONTWAVE GU2という商品だ。刃がステンレスの方が挽きやすい(が高い)と聞き、ステンレスで比較的安いものを探した。まだ豆を買っておらず粉しかないので試してもいないが、とりあえず見た目が気に入った。挽き具合にさしたるこだわりがあるわけでもないので、おそらくこれで十分だろう。

2024/2/3

『「戦争ごっこ」の近現代史』を読み始めた。日本の近代において子供と軍事的なイメージがいかに結びついてきたか、戦前から戦後を貫く大きな視点で論じようとしている。巨大すぎるテーマが大胆かつコンパクトにまとめられていて、ありがたい。本を読むと勉強になる、という当たり前のことを思い出す。

2024/2/2

去年のアップデートで搭載されたというLightroomの AIノイズ除去を試してみたところ、かなりすごかった。ノイズとのっぺり感を天秤にかけながらぎりぎりを探らなければならないあの感じがなく、デフォルトの設定で何の不満もない仕上がりになる。これまでの意識より一段ぐらいisoを上げてもいける気がしてくるし、そうなってくると撮影の幅はぐんと広がる。特にAPS-C派としてはありがたい。そこそこ時間がかかってしまうのだけが難点だが、大量に現像する必要があるわけでもないので、特に不満でもない。

2024/2/1

行ったのは昨日だが、2/4まで板橋区立教育科学館でやっている「いたばしアニメ博」という展示が面白かった。戦前、主に1930年代ごろに流行した家庭用のおもちゃ映画を中心とした内容だ。フィルムの内容を撮影してアニメとして見れるようにした動画の上映に加え、当時の映写装置が平然と展示されている。「正チャン」や「ノントウ」のアニメ化、のらくろやミッキーのパクリものなど、マンガ研究的にもアツい作品ばかりで、見どころ満載だった。

2024/1/31

「グルメバーガー」という言い方があるが、「スパイスカレー」と同じぐらい胡乱で妙な呼び方だなと思う。ファストフードよりも高価格帯のハンバーガーに何らかの名称が欲しいという気持ちは分かるものの、「グルメ」と言って憚らない態度にはファストフードを下に見る意識が透けて見える。「グルメバーガー好き」などとは、恥ずかしくてとても口に出せそうにない。

それはさておき、ハンバーガーという食べ物は基本的に好きだ。何より洗い物が少なそうなのがいい。使い捨ての包みが使われているにせよ、付け合わせとバーガーがワンプレートに載っているにせよ、簡便さへの意思が感じられる。何でも簡便であれば良いとは思わないが、何らかのコンセプトを体現しているように思えるという点で、ハンバーガーの「完成形」感には心惹かれる。

2024/1/30

『動物のお医者さん』の新装版が出ていたのでつい買ってしまった。数年前、(おそらく何らかのキャンペーンをきっかけに)電子版を全巻購入して一通り読み、信じられないほど面白かったマンガだ。日頃は(良くも悪くも)かなり分析的にマンガを読む癖がついており、作品の面白さの理由など何かしら説明的なことを考えてしまうのだが、このマンガはどうもうまくいかない。これがなぜこんなにも面白いのか、いまだにはっきりとは言葉にできそうにない。突き詰めればおそらく「テンションが良い」ということなのだが、どこがどう良いのか、何によってこのテンションが実現しているのか、なんだかよく分からず、ただ煙にまかれたように「良い」としか言いようがない。新装版は毎月1冊ずつ12ヶ月連続で出るらしいので、追いかけながらあらためて考えてみようと思う。

2024/1/29

全員twitterをやめてマンガを読んだ方が良い。本当に。

2024/1/28

近所のスーパーでターサイという謎の野菜を目撃した。平たい円盤上に広がった葉物野菜で、ホールのタルトケーキぐらいのサイズと形をしている。雰囲気としてはチンゲンサイに近そう。煮ても炒めても美味そうだとは思ったが、葉が密集した見た目の圧もあり、結局手に取らなかった。次に見たら買ってみてもいいかもしれない。

2024/1/27

最近シードフィートタイプのスキャナ(ScanSnap ix1300)を導入したが、とても良い。スキャンにかかる手間と時間が劇的に減り、書類はほぼ全てとりあえずデータ化して捨てるという運用が可能になった。発生してしまった書類をスキャンするかどうか、いちいち迷わずにすむというのが最大のメリットだ。

溜まっていたものをスキャンしていると、書類の見え方も変わってくる。片面でも両面でもA4サイズであれば非常にスムーズなのに対して、A3サイズになると途端に手間が増える。大学の授業や学会の発表でよく見るA3両面という形式は最悪だ。今後自分が文書を印刷するときはページ数が多くともA4をホッチキスで留める形にしようと思う。もちろんそもそも紙で刷る必要が無くなるのが一番なのだが、それはなかなか難しいらしい。

2024/1/26

日高屋のチゲ味噌ラーメンを食べた。かなり前に『日向坂で会いましょう』で齊藤京子が激推ししているのを見て以来、毎年この時期になるとつい食べてしまう。いつも想像より少しだけちゃんと辛いスープはもちろん、キムチ入りの野菜炒め的な具が特にうれしい。今年は日高屋にしてはそれなりの価格設定になっていてむべなるかなと思ったが、最近のラーメン屋の相場を考えればまあこんなものだろう。下手なラーメン屋よりも独自性があって美味いラーメンだと思う。

2024/1/25

イカとチンゲンサイと卵を炒めてとろみをつけたものを温めた冷凍うどんにかけ、あんかけうどん的なものを作った。珍しくレシピを見ず、勘で多めに塩胡椒と鶏ガラの素を振り、適当な分量の水溶き片栗粉でとろみをつけたが、案外うまくいった。炒め物の火加減の感じ、やっとつかめてきた気がする。ちなみに最近は専らカトキチの稲庭風うどんという、よく考えたらかなり邪道かもしれない冷凍うどんを買っている。一食あたりの単価が安く、特に讃岐うどんへのこだわりもないので重宝している。

2024/1/24

『HIGH CARD the STAGE』を見てきた。今アニメ2期をやっている『HIGH CARD』の舞台(いわゆる2.5次元)だ。アニメ1期がとにかくちゃんと活劇をやっていて面白かったのに加え、内容のハッタリ感も2.5次元舞台に向いていそうだなと思ったので行ってみた。

アニメ1期全12話の内容を2時間ちょっとでやるのでかなり展開が速く、それだけでもうれしかったのだが、そもそも自分は結構2.5次元舞台が好きかもしれないと思った。役者と舞台装置とプロジェクションがそれぞれ別個に動きながらスムーズに同期しているという状況が重要なので、人間が巨大な装置の一部になっているような感覚がある。これはある種の予定調和感を生みもするが、僕は何か過剰なほどスムーズなものを見るのが好きなので、そこが気に入った。機会があれば他の作品も色々見てみたい。

2024/1/23

谷川弥一の会見を途中まで見た。記者会見としては最悪の受け答えだが、このいかにも旧来型の政治家にとってはこれこそが「政治」なのだろうと思わせる異様な迫力があった。会見は序盤から「長崎のためにならないことは一切言わない」という無茶苦茶な宣言で始まる。「長崎のためにならないこと」というのは要するに「派閥の悪口」であり、この手の質問が来るたびにこの(元)政治家はひたすら「私が悪いんです」「すみません」というフレーズを繰り返し、回答を拒否し続ける。

帳簿の不記載について派閥の指示はあったのかという質問に対して「自分からは何も言えない」「あなたが考えるしか無い」と言ってしまうあたり派閥ぐるみだったことはむしろ明らかなのだが、それでも派閥に対する批判を表面上は口にしないことが今後の国政における長崎の地位を守ることになるのだと、彼は信じているらしい。こういった派閥中心の力学が本当に働いているのか、過剰な思い込みに過ぎないのかは分からない(実際のところ、いくらかの真実は含まれているのだろう)。いずれにしてもまったくもって碌でも無いことだけはたしかだが、この人物はその碌でも無い業界で何かを守ろうとしてきたようで、その態度自体には感心してしまう。

そしてどうやら彼は、派閥政治が碌でも無いことをよく知ってもいるようだ。「前任者に言われて清和会に入った」ものの「途中やめたいと思ったことは何度もあったが、死んだ人から許可をもらうことはできないのでずっといた」と経緯を語り、「大臣になれなかったんだから大事にされてなかったということだ」とこぼす姿には、誰よりも派閥に振り回された人間の哀愁が滲む。

もちろん東京のリベラルなインテリであるところの僕にとっては、この政治家の世界観や彼が身を置いてきた業界の論理は全く受け入れがたい。システム化された裏金自体はもちろん、飲食の場でもあるはずのパーティを集金装置としか考えていない人々の感性の貧しさは耐え難く、すべてが解体されるべきだと真剣に思う。それでもなお、国会議員の仕事はよほど大変だったのでしょうかという質問に対する「(責任をとって)議員を辞めた日は空がきれいでしたよ」という答えには、思わず唸ってしまった。

会見の途中、鋭く問い詰められる様を見かねたスタッフに資料を示されてなお、「これも派閥の悪口になるからやめよう」「派閥を批判することは一切言わないと腹決めてきたんだ」とつぶやき、記者に向かって「勘弁してください」と言わんばかりのぎこちない笑顔を向けたこの老人は、議員を辞してなお、(地元に利益を誘導する古典的な)「政治家」であろうとしていたらしい。主権者である国民ではなく派閥や党内の方を向いて「政治」をするのは端的におかしいが、それが現実だと思わざるを得ない現状もあったのだろうと思うと、なんだか全てが悲しい。人が集まって「政治」をすることは、なぜこうも難しいのだろう。

2024/1/22

研究活動などしていると、人が口頭で話した内容を書き起こして活字にするという作業の機会は割とある。とりあえずベタに文字起こしをした原稿を最初から読み直すたび、会話というのはつくづく不思議なものだと思う。文字にすると大抵の場合、言葉足らずで飛躍しているように見える箇所が出てくる。これでもその場ではやりとりが成立している(ことになっている)のだから、会話のゆるさというのは面白い。あるいはむしろ活字の世界がいささか几帳面すぎるのかもしれないが。

2024/1/21

近所に鍋島(純米吟醸 山田錦)が飲める居酒屋があることが分かった。色々な日本酒が原価で飲めるという例の施設で数年前に出会って以来、鍋島は自分にとって理想的な日本酒であり続けている。アルコール飲料に対してそれほど積極的な関心のない僕がたまに呑む日本酒に求めるのは常にある種の特別感と他にない美味さであって、アルコール感などなければないほどよい。その点鍋島は華やかな香りに口当たりも良く、しっかりと米の旨みが感じられながら後味は爽やかで、非の打ち所がない。他の何を飲んでも得られない種類の味の良さがあり、あえて頼む価値があると思える。

2024/1/20

冷凍していた豚肉と半端に残っていた白菜・ネギを炒め、味玉作りに使っためんつゆで味付けして夕飯のおかずにした(完成した味玉も食べた)。余り物を組み合わせてそれらしい一品を作るときは、いつもテトリスのことを思い浮かべる。日々の料理のなかで使いきれずに溜まってしまった色々な食材が一手で一気に消えるイメージなのだろう。テトリスでテトリスするためにはそれまでの積み重ねが重要であるように、冷蔵庫の中身をきれいに一掃できるかどうかも日頃の食材の使い方にかかっている。

2024/1/19


『道産子ギャルはなまらめんこい』、最近この手のアニメは見ていられないことが多いので見る予定は無かったのだが、オーイシマサヨシの主題歌には感心してしまった。「なまらめんこいギャル」というあまりにも堂々としたタイトルで、「なまらめんこいギャル」「めんこい道産子ギャル」といったフレーズが各所に散りばめられている。信じられない大胆さだ。作品のモチーフをさりげなく取り込む洒落たアニソンづくりの技法はこのところ目覚ましく発展しているが、オーイシの堂々たるアニソン作家ぶりに比べれば何もかもが小賢しく思えてしまう。一つだけ不安があるとすれば、主題歌が作品の全てを語り尽くしてしまっていて、もはや本編でやるべきことが何も残っていないかもしれない、ということぐらいだろう。

2024/1/18

普段使いのリュックの置き場が微妙に定まらない。何か良い手はないかと調べていたところ、山崎実業のtowerシリーズからもうじき出るという商品にたどり着いた。このシリーズ、絶妙にツボを押さえたアイテムが多く、生活で微妙な不便があるたびにたどり着いてしまう。そのうち山崎実業のモデルルームみたいな部屋になってしまうのではないかと、少しだけ心配している。

2024/1/17


3日連続で昼にパスタを食べているが、全く飽きない。個人的には白米よりもパスタの方が「毎日でも食べたい度」が高い。一昨日は茹でた麺に出来合いの高菜ソースをかけ、昨日は冷凍のカルボナーラをチンした。今日はカルディで買っていたキムチナポリタンなる変わり種に挑戦してみた。具材をのせてレンチンし、付属のソースをあえれば完成という、生麺タイプの即席パスタだ。思った以上に辛かったが、チンする前に冷蔵庫にあったキムチを追加してしまったため、元の辛さなのか追加した辛さなのか判然としない。ともあれキムチ風味のナポリタン自体は結構美味い。思えばタバスコとキムチは意外と味の方向性が近いかもしれない。

2024/1/16

ついこの間ふと思い出し、今はどうしているのだろうと思って調べた『一日三食絶対食べたい』の久野田ショウ。その時点ではしばらく作品を発表していないようで残念だなと思ったのだが、気づいたらジャンプラで新連載を始めており、しかもすでに第4話まで公開されていた。ストーリーはなんだかんだ王道っぽくて驚いたが、このずっと妙なテンションでクセになる感じ、うれしい。

十九人の大好きなネタ「ツチノコ」。今までいわゆる「地下」寄りのライブの映像でしか見たことがなかったが、2023年のM-1準々決勝の動画があることに気づいた。見るたびになぜか終盤でちゃんと感動してしまうのが意味不明ですごすぎる。