「メディア芸術」のゆくえ:第25回文化庁メディア芸術祭受賞作品展
文化庁メディア芸術祭の受賞作品展に行ってきた。例年会期が短いために行きそびれ、マンガは展示より読んだ方がいいはずだなどと後付けで言い訳をするのが通例になっていたのだが、今回はエンターテインメント部門で大賞をとった『浦沢直樹の漫勉』関連のイベントが開催されるということで、きちんと予約を取って行くことに成功した。
文化庁メディア芸術祭の受賞作品展に行ってきた。例年会期が短いために行きそびれ、マンガは展示より読んだ方がいいはずだなどと後付けで言い訳をするのが通例になっていたのだが、今回はエンターテインメント部門で大賞をとった『浦沢直樹の漫勉』関連のイベントが開催されるということで、きちんと予約を取って行くことに成功した。
だいぶ経ってしまったが、8月21日開催のオンラインシンポジウム「マンガ史の書かれ方×見つめ方」のことを振り返っておく。当日はzoom上で70人を超える参加があり、この手のイベントとして十分すぎる盛況ぶりだった。戦前のマンガ史というテーマに関心を持つ人がそれだけいたことには率直に驚いたし、ありがたい限りだ。
7月下旬ごろ、これはもう十中八九コロナだろうという症状に見舞われた。のどの痛みに始まり、全身の倦怠感と37~38.5℃程度の発熱、痰の絡んだ咳へとゆるやかに経過した不調は4日程度続き、それらが収まった後もしばらくは空咳が残った。
高橋和希が亡くなったという。それほど熱心な読者ではなかったのだけれど、自分たちの世代のマンガ家だという感覚は確かにある。高橋がカードゲームの生みの親として紹介されることに違和感はないのだが、ただ個人的に思い出したのは、カードゲームが中心になる以前の、ごく初期の「遊☆戯☆王」のことだった。