オンラインシンポジウム「マンガ史の書かれ方×見つめ方 アイケ・エクスナ『コミックスと”物語マンガ”の起源』を巡って」

2022年8月21日(日)AM10:00より、日本マンガの歴史に関するオンラインシンポジウムを開催します。2021年に英語圏で出版された研究書Comics and the Origins of Manga: A Revisionist Historyの著者であるEike Exner(アイケ・エクスナ)氏をお招きし、第1部では本書についてのレクチャー、第2部ではシンポジウムを予定しています。私も司会として聞き役を務めます。参加を希望する方は、フォームから事前にご登録ください(詳細はこちら)。

Comics and the Origins of Manga: A Revisionist Historyは、主に1920~30年代ごろの日本における海外コミックスの受容と、その日本マンガへの影響を論じた著作です。今年のアイズナー賞ではBest Academic/Scholarly Workに選ばれており、マンガ史に関する近年の研究として、日本のものを含めて最も重要なものの1つと言ってよいでしょう。

中心的なテーマは「戦前日本における海外コミックスの影響」というニッチなものですが、シンポジウム全体としては、「いま一般にマンガと呼ばれているような形式の表現はいつごろ成立したのか」というシンプルな疑問への答え方を議論する機会にもなるはずです。無料・オンラインでどなたでも参加できますので、ぜひお気軽にどうぞ。