『Résonances』第13号にて書評が公開されました

東京大学大学院総合文化研究科のフランス語系ジャーナル『Résonances』第13号に投稿した書評が公開されました。フランスにおける日本アニメ受容史についての論集を紹介しています。

もう一つのアニメ大国?——マリー・プリュヴォ゠ドゥラスプル編『フランスにおける日本アニメ 受容・普及・再活用』書評 | Résonances レゾナンス (resonances.jp)

取り上げたのは、2016年にフランスで出版されたL’animation japonaise en France: Réception, diffusion, réappropriationsという本です。様々な視点からの記述がまとめられた論集で、フランス(を中心としたヨーロッパ)における日本アニメ受容の歴史について、まず全体像をつかむのに適したものだと思います。1990年代以降に盛り上がっていく日本アニメマニアコミュニティの動向など、細かなエピソードも面白いものが多く、ファンダム研究の文脈でも参考になるはずです。