『ユリイカ』2023年9月号のヤマシタトモコ特集に寄稿しました
『ユリイカ2023年9月号 特集=ヤマシタトモコ』に寄稿しました。「フレームの向こうへ:四角い「日記」、「違国」への入り口」というタイトルで、つい先日最終巻(第11巻)が刊行された『違国日記』について、マンガとしての表現に注目しながら論じています。
『ユリイカ2023年9月号 特集=ヤマシタトモコ』に寄稿しました。「フレームの向こうへ:四角い「日記」、「違国」への入り口」というタイトルで、つい先日最終巻(第11巻)が刊行された『違国日記』について、マンガとしての表現に注目しながら論じています。
日本マンガ学会歴史学習部会にて、このたび『FLiP』という部会誌を発行しました。主に2022年度に行った活動の成果をまとめたもので、日本のマンガやアニメの歴史に関心がある方にとっては、かなり重要かつ面白い内容になっていると思います。電子版は500円ですので、ぜひお気軽にBOOTHからお求めください。
主に大学院の博士課程で文化/芸術の歴史を研究している人たちが集まり、1960年代以降の「東京」をめぐるイメージの歴史について論じた本です。自分は「都市のレイヤーを描く:マンガの中の東京、その地下」というタイトルで、マンガ作品に登場する都市/東京の姿について書きました。
11月20日開催の文学フリマ東京35にて頒布された同人誌『一連』vol.4に寄稿しました。田河水泡「人造人間」という戦前のマンガについて書いたvol.1、施川ユウキ「バーナード嬢曰く。」論のvol.3に続いて、3度目になります。今回は2021年に単行本が出たタナカミホ「空飛ぶ馬」について論じました。
『ユリイカ』2022年11月号の今井哲也特集に寄稿しました。今井哲也氏はマンガ家で、近年ではアニメ化もされた「アリスと蔵六」という作品が有名です。今井作品の主題やスタイルについて詳しくは特集を読んでいただくとして、ここでは、なぜいま今井哲也なのかという点について、私なりの考えを書いておこうと思います。
2022年8月21日(日)AM10:00より、日本マンガ史研究に関するオンラインシンポジウムを開催します。2021年に英語圏で出版された研究書Comics and the Origins of Manga: A Revisionist Historyの著者であるEike Exner(アイケ・エクスナ)氏をお招きします。
高橋和希が亡くなったという。それほど熱心な読者ではなかったのだけれど、自分たちの世代のマンガ家だという感覚は確かにある。高橋がカードゲームの生みの親として紹介されることに違和感はないのだが、ただ個人的に思い出したのは、カードゲームが中心になる以前の、ごく初期の「遊☆戯☆王」のことだった。
「カメラバカにつける薬」というマンガがある。飯田ともきによって2015年から同人誌として発表されたもので、現在ではいくつかのカメラ情報メディアで連載されている。私がこのマンガに出会ったのも、デジカメWatchというwebメディアでの連載がきっかけだった。